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シンガポール首相、日本は「歴史問題を処理しろ」

日本を訪問中のシンガポールのリー・シェンロン首相は26日、

東京で開かれた第27回国際交流会議「アジアの未来」で演説。



「日本はどのようにして自らの歴史に直面するのかを考え、

長期にわたって解決しなかった歴史問題を処理してから、

地域の平和により大きな貢献をすることに専念し、

開放的かつ包容力のある地域構造を確立し、維持していくべきだ」と述べた。

リー首相はまた、ASEAN東南アジア諸国連合)が、

地域一体化と協力を推進する重要な核心的メカニズムであることを改めて強調した。



Visit Singapore

近代のシンガポールが建国されたのは19世紀のこと。

この時代、大英帝国は自国の商船の貿易拠点として、またオランダによる侵攻を食い止めるために、

この地域での寄航港の必要性を感じていました。

繁栄を続けていたシンガポールは、第二次世界大戦中の1941年12月8日、

日本軍の攻撃により大きな打撃を受けました。



南の海からの攻撃を予期していた英国軍の司令官は、北部から侵攻してきた日本軍に意表を突かれます。

そして1942年2月15日の中国正月、連合国軍は戦力の数で勝っていたにもかかわらず、日本に降伏。

英国軍の率いる軍隊が味わった史上最大の敗北となりました。

一度は難攻不落の要塞と称されたシンガポールは、「昭南島(しょうなんとう)」と改名されました。

日本が降伏した1945年、シンガポールは英国軍の管轄下に移され、

ペナン、マラッカ、シンガポールからなる海峡植民地が解体されるまでその統治が続きました。

1965年8月9日に、シンガポールマレーシア連邦を脱退して独立。主権民主国家となりました。