ウクライナで意見交換 協力拡大で合意。
中国の習近平国家主席は15日、ロシアのプーチンと電話会談をした。
中国中央テレビ(CCTV)によると、習氏は、
「核心的な利益や主権、安全保障の重大な懸念に関して(ロシアを)支持し続ける用意がある」と表明。
ウクライナ危機について、全ての当事者が「責任を持って」打開に取り組むべきと指摘。
ロシア大統領府は、両首脳は電話会談で、
「西側の不当な制裁政策によって複雑さを増した世界経済情勢を考慮し、
エネルギー、金融、産業の分野で協力を拡大することで合意した」と発表した。
中国とロシアは数年前から関係を深め、今年2月には広範囲にわたる戦略提携を締結。
ロシアが2月24日にウクライナに侵攻して以降、中ロ首脳の電話会談が伝えられたのは2回目。
習主席は、「世界的な混乱や変化に直面しながらも」両国関係は年初から順調に発展していると述べた上で、
「両国間の戦略的な協調関係を強化する」意向を、電話会談で示した。
中国はロシアに外交的な抜け道を与えていると西側諸国から批判されている。
‘@中国はプーチン支援を明確にした。
ただ、武器供給には言及しなかった。
だが、習主席は「安全保障の重大な懸念に関して支持し続ける」と表明。
プーチンにとっては心強い言葉だ。
先日中・ロ国境に黒竜江大橋が開通した。武器が運ばれる可能背は十分にある。
長引きそうだ。
陰謀論から考えると、長引かせようとしているのは、まさに「中国」ということになる。