トルコが、フィンランドとスウェーデンの２か国のＮＡＴＯ加盟を支持することで合意。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、
28日、トルコがフィンランドとスウェーデンの2か国の加盟を支持することで合意したことを明らかにした。
「フィンランドとスウェーデンがNATO加盟への合意ができたことを報告できることを嬉しく思います」と述べた。
両国に対してトルコは、テロ組織に指定している国内の、
PKK=クルド労働者党を実質的に支援しているとして両国の加盟に反対してきた。
3か国の首脳は、NATO首脳会議が行われるスペインで会談。
3か国の外相は「互いの安全保障への脅威に対する全面的な支援を行う」とする共同覚書に署名した。
これで両国のNATOへの加盟が実現する見通し。
トルコ大統領府は28日、両国のNATO加盟を支持する姿勢に転じたことについて、
両国から「望むものを得た」ためだと説明。
声明は、両国が、トルコがテロ組織と見なすクルド人勢力を支援しないことや、
トルコへの武器禁輸を行わないことなどに同意したと指摘。
両国にNATOを加えた28日の4者協議で「具体的な成果」があったと強調。 
‘＠米・バイデン大統領の影響力が大きいようだ。
これで、トルコのエルドアン大統領も、プーチンとゼレンスキー大統領の仲介は思うようにいかないが、
今回の容認で存在感をアピールできた形だ。
これをプーチンがどう感じるか。
