トルコのエルドアン大統領は23日、閣議後の演説で、
南部の国境沿いで近く軍事作戦を行う計画があることを明らかにした。
シリアのクルド人武装勢力を標的にしたものとみられる。
エルドアン大統領は、トルコ南部の国境地帯が「頻繁な攻撃にさらされている」と強調。
その上で、脅威に対処するため国境から30キロにわたる安全地帯を築く必要性を訴えた。
26日に国家安全保障会議を開いて協議の上、決定を下す見通しとしている。
(一緒に戦ったじゃないか)
欧米諸国からの反発を招く可能性が高く、
スウェーデンとフィンランドのNATO加盟をめぐる問題もさらに複雑化しそうだ。
‘@エルドアン大統領も一筋縄ではいかない、
トルコは北欧2カ国によるトルコへの武器輸出制限を批判している。
2019年にトルコがPKKなどの掃討を理由にシリアに越境攻撃して国境沿いを占領した際、制裁として発動。
エルドアン大統領は「トルコに制裁を科す国のNATO加盟は認められない」と明言。
トルコの不満は欧米にも向く。
トルコがロシア製地対空ミサイルを導入すると最新鋭戦闘機F35の共同開発や売却から締め出した。
EUも領海問題などを巡り、トルコに制裁を科している。
トルコは北欧2カ国や米欧米から制裁解除を引き出すのが狙いとみられる。
エルドアン大統領は16日、アンカラでの記者会見で「加盟国であるトルコに制裁を科す国に、イエスとは言えない」と述べ、
加盟を認めない見解を改めて表明。
新規加盟には全加盟国の承認が必要となるため、トルコはそれを利用しているが、
トルコも難しい環境にいる。
そしてつくづく思う。日本の平和を守らなくてはならない。
先進国で一番の平和な国だ。これを壊してはならない。