自民党の安倍晋三氏(67)が奈良市で参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、
選挙期間中の遊説の際、有権者との触れ合いや候補者らに配慮し、
警護対象者と距離を取る警護が慣例として黙認されていた。
捜査関係者によると、奈良での遊説場所は、奈良選挙区の自民党候補者の陣営が選定。
ガードレールに囲まれた狭いエリアに安倍氏のほか、候補者や応援に駆け付けた地元政界関係者らが並んだ。
安倍氏のすぐ背後には関係者が並び、エリアに配置された警視庁のSP1人と奈良県警の警護員は、
いずれも安倍氏の直ぐそばにはいなかった。
選挙の際は、警護対象者の有権者との触れ合いなどに配慮して、
距離を詰めないことがあっても慣例として黙認されていたという。
安倍氏のフェイスブックにも参院選中、近くに警護員がいない画像が複数確認された。
こうした背景から、今回もSPらは距離を取ったとみられ、
山上徹也容疑者(41)が1発目の発砲をした後、
安倍氏を演説台から降ろすなどする行為が遅れた可能性があるという。
警察内部からは、こうした選挙での警護の暗黙の慣例が反省点として挙がっており、
警察庁の検証・見直しチームも最悪の事態を招いた要因の一つになるとみている。
‘@日本国民の99.9%が起きるとは思っていなかった事件。
わたしの指摘道理、やっと警護者が安倍総理のそばにいなかったことが問題視されてきた。
当初から、安倍氏のそばに警護者がいなければ守れないと指摘してきた。
だが、選挙なので、安倍氏側の要請で、いかつい顔の警護者を少し遠ざけた可能性もあると。
警護者の対応が遅いと、元警察官などが非難するが、
その前に、警護対象者の直ぐそばに警護者がいなければ、守ることは出来ない。
SPは通常、警護対象者に接するくらいのすぐそばに立ち、
襲撃などの際には警護対象者を演台から降ろして伏せさせたり、
自らが覆いかぶさったりして守るとされている。
奈良県警の対応を、元警察官などのコメンテーターが、ガンガン責めるが、
あそこにいた全員が拳銃の音とは思わなかった。
その音で、仮に台に立っている安倍総理を押し倒したときに、
台から転げ落ちた安倍氏がどこかを骨折した挙句、
拳銃では無かったとしたらどうするのか。
責めるのは簡単だが、糾弾している人がその場にいたら安倍氏を守れたのか。
安倍氏側に少し離れてくれと言われたら、仕事ですからと離れないことが出来るのか。
そういった意味でも、そもそも演説の体制から考えなくてはならないが、
特殊事例で狂気になり過ぎている。
もちろん、結果生じたことは、プロとして責任をとらなくてはならない。