プーチンは5日、南部ソチでトルコのエルドアン大統領と会談。
ウクライナからの穀物輸出問題で仲介役を務めたトルコに感謝を表明。
トルコとの貿易拡大などでも合意。
約4時間に及んだ会談の冒頭でプーチンはエルドアン大統領の「直接の参加」によって、
ウクライナの港からの穀物輸出問題が解決されたことに感謝し、
トルコへのパイプラインを通した天然ガスの供給が「障害なく」続いていることも強調。
会談後の共同声明では、経済やエネルギー、食糧などの分野での関係強化がうたわれた。
西側諸国の経済制裁に加わらない「友好国」の一つであるトルコの取り込みを強化したプーチン。
エルドアン大統領は会談後に「両国関係の新たな一ページを開いた」と満足感を表明したという。
ワシントン・ポストは5日、ロシアがトルコを経由して石油などの制裁対象品を、
欧州に供給することを提案しているというウクライナの情報内容を報道。
制裁の抜け道としてトルコを利用しようとするロシア側の意図も指摘されている。