ロシアに攻勢、陰の主役は「中国製ドローン」
ウクライナ軍が北東部ハルキウの奇襲で大戦果を上げた。
ウクライナ軍は南部ヘルソン州でも反転攻勢を強める。
意表を突かれたロシア軍は敗走し脱走兵も増加しているという。
ウクライナ軍は13日、ロシア軍が占領する南部ヘルソン州で移動に欠かせない主要な橋をまたひとつ破壊した。
『報道1930』は、ヘルソンの原野で作戦を実行中のウクライナ軍兵士とオンラインで結び直接話を聞いた。
「橋などのインフラを破壊したことで、敵の進軍や移動を制限することができました。
ドニプロ川の右岸に敵の兵器や弾薬があり、敵はドニプロ川を補給路として利用していました。
ウクライナ軍は、兵器や兵士のすべての補給路をコントロール下に置いたのです。
右岸で敵が占領している領土を縮小し、攻撃することで領土を少しずつ解放しています」
こう語るのはウクライナ軍の空中偵察部隊チーム長、マジャル氏。
ウクライナ軍が攻勢を見せているのは、米国供与の高機動ロケット砲システム=ハイマースが届いたことに加え、
ドローンが重要な役割を果たしているという。
ただ、ドローンは攻撃や砲撃を受けたり、ドローン妨害装置が使われることもあるので、手動で操作することが多い。
ナビゲーション、距離計や高度計を使わないで、カメラだけで操作。
戦闘地では必要不可欠なスキルだという。
兵士らは、1つのシフトで50回くらいドローンを飛ばす。
中国製の民間用ドローンで、MAVIC3。DJI社が製造。
ドローンは「偵察用」「爆弾を落として戻ってくるタイプ」「自爆型」など、
何種類かを駆使して攻撃を行っている。
そして、ドローンは消耗品なので質、量ともにもっと必要だと語る。
「様々なドローンはありますが、その中に、100キロも飛べるドローンや高高度ドローンがあり、
ドローン妨害装置の電波が届かないので有利なのですが、このようなプロフェショナルなドローンは、
非常に数が少なく不足しています」と訴えた。
‘@これを聞いたプーチンは苦虫を噛み潰したような顔をした、だろう。
ロシア軍のドローンには日本製が多く使われていると言う。
ここでも皮肉なことが起きている。
士気の高さと能力の高さがウクライナを支えている。