国葬巡る報道に疑問と反感。
産経、安倍氏擁護必死の形相。
『産経新聞』高校生17の意訳。
安倍晋三氏の国葬に賛成する報道を目にしたとき、私は疑問と反感を抱いた。
長年日本を貶め、常に自分や友達のために尽力した安倍晋三氏が非業の死を遂げたあの日。
しばらくは人々が花を手向け、安倍氏の功績をたたえる報道も多かった。
だが、少し時がたつと、統一教会と安倍氏・自民党などのズブズブの関係が多く報道され、
過去の実績も否定さるようになった。
国葬について税金の無駄遣いとまで言われているのを見て、なぜ国葬に拘るのか、
なぜ、日本人の心を分断するのかと思った。
たとえどんなに好きであったとしても、日本と国民を貶め、嘘ばかりついてきた安倍氏に感謝出来ない人がいる。
それにふさわしい送り方をするのは日本人として当然のことだと思う。
高校生の私でも分かることを言い争っている大人たちは何を考えているのだろう。
天国から安倍氏も残念そうに見ているともう。(東京都文京区)
‘@賛成反対は個人の自由だが、安倍氏をもろ手を挙げて賛辞するには無理がある。
安倍晋三元首相の国葬を考えようと19日、東京大の國分功一郎教授(哲学)の研究室が、
「国葬を考える」をテーマに、政治・哲学者、弁護士ら識者6人による議論をユーチューブで配信。
國分教授は「モリカケ・桜疑惑など、安倍政権の問題を国葬の開催前にはっきり示す必要がある」と指摘。
約3200人(主催者発表)が視聴。
東京大の石川健治教授(憲法学)は「国葬は民主主義の観点からは重要で日本の国葬は特別な意味を持つ。
特定の人間を象徴化する選択をルールなしにやっていいのか、客観的な合理性が問われる」と指摘。
國分教授は「安倍政権は公文書を破壊、権力の及ばない人々を徹底批判した。
国葬が開催されればこれらが黙認され、安倍政権の完成に手を貸すことになる」と批判。
京都精華大の白井聡准教授は「(第2次安倍政権の)2012年体制を生んだ日本は排外主義者が横行し、
日本会議や旧統一教会などの右派が活性化した」と指摘。
「山上徹也容疑者の思うつぼだとの批判があるが、
暴力でなければ変えられないような状況を私たちが作ってしまった。
テロが起きる前に我々の日本社会は腐り切り敗北していた。
国葬は私たちの敗北していた社会をうやむやにし、否認することになる。許してはならない」と強調。
同志社大大学院の三牧聖子准教授は「2017年のトランプ米大統領(当時)の初来日で、
日本は膨大な兵器購入の要望に応じた。(これを安倍外交の成果とする人もいる)
トランプ氏は帰国後『軍事とエネルギーで大規模な発注があるだろう』とつぶやき、
国民の頭越しに外交が行われた」とし、「安倍政権の日米蜜月の下で何が起きたか。
安倍外交のレガシー(遺産)を再考する必要がある」と話した。
旧統一教会の元信者やカルト二世の救済にあたる山口広弁護士は、
「国葬を行えば、信者にとっては旧統一教会との関係を深めた安倍氏を国が認めたことになり、
教団幹部が喜ぶ。信者の家族が苦しみカルト二世が苦しむ。
なんとかこれ以上、彼らが苦しまないようにしてほしい」と訴えた。