29日、家庭連合（統一教会）は、「情報ライブ ミヤネ屋」と「ひるおび」に、
コメンテーターとして出演した弁護士の発言で名誉を傷つけられたとして、
テレビ局と弁護士らに計約6600万円の損害賠償や謝罪広告をもとめて東京地裁に提訴。
記者会見を開いた教団側代理人の福本修也弁護士は、
「弁護士ですから、いずれ懲戒（請求）も考えています」と述べたほか、
言論を理由とするさらなる訴訟も検討しているとした。
訴えられたのは紀藤正樹弁護士とタレントの本村健太郎弁護士と八代英輝弁護士の3人。
訴状によると、教団側は、7月からの各番組における以下のような発言（一部）を問題視している。
『（教団が）信者に対して売春させてたっていう事件まである。
非常に深刻な事件まであって、お金を集めるためには何でもするっていう発想がですね』（紀藤弁護士「ミヤネ屋」
『統一教会というのは、これはすでに民事訴訟など裁判所の認定がすでに下りている事実として言いますと、
布教活動自体が違法であるいうことがはっきりと裁判所で認定されています』（本村弁護士「ミヤネ屋」）
「この教団がやっている外形的な犯罪行為等をですね』（八代弁護士「ひるおび」）
いずれも各テレビ局に損害賠償、番組での謝罪放送と、
弁護士らには事務所ホームページでの謝罪の掲載をもとめている。
今回の訴訟では、訴える相手がたまたま弁護士になったというが、「第2弾」「第3弾」の訴訟も検討中だという。
‘＠これで教団側の内実も露呈してくる。
面白くなってきたが、自民党にとっては痛い話だ。
テレビ番組に出ているうるさ型３人の弁護士相手で、統一教会問題が収束しない。
紀藤弁護士などにとっては「待ってたホイ！」の様相だ。
３人の弁護士にとっては、統一教会の訴えは勲章のようなものだ。
統一教会一番の天敵であるはずのエイト氏の名前が無いのも不思議だが、
今回は弁護士に絞ったようだ。
統一教会側は、一気に弁護士たちを倒して、ぐうの音も出ないようにしたい腹積もりだ。
思惑通りに事が運ぶのか、返り討ちに合うのか。
統一教会VS弁護士とテレビ局（局の弁護士）、統一教会問題からますます目が離せない。
