フィリピンのマルコス大統領は5日、外国プレスクラブで講演。
世界的なエネルギー高騰を念頭に、
「ロシアから燃料や肥料を得るため交渉しなければならないかもしれない」と述べた。
フィリピンは悪化したさまざまな供給不足によるインフレ高騰に苦労している。
フィリピンは米国の軍事同盟国だが、西側諸国の対ロシア制裁には加わっていない。
マルコス大統領はアジアでの北朝鮮や中台緊張を巡る問題にも言及し、
フィリピンが地域平和促進に主要な役割を果たしたいとも表明。
11月の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議では、
ミャンマー危機への新たなアプローチを提案したいとの考えも示した。