立憲・野田議員「負けっぱなし」
安倍氏に「悪夢の民主党」と賛辞され。
25日に行われた衆院本会議において、野田佳彦議員が安倍晋三氏の追悼演説を行った。
「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」
その中で、「安倍さん。あなたが後任の首相となってから、
一度だけ首相公邸の一室で、ひそかにお会いしたことがありましたね。
前年に、天皇陛下の象徴としてのお務めについて「おことば」が発せられ、
あなたは野党との距離感を推し量ろうとされていたのでしょう。
2人きりで、陛下の生前退位に向けた環境整備について、1時間あまり、語らいました。
お互いの立場は大きく異なりましたが、腹を割ったざっくばらんな議論は次第に真剣な熱を帯びました。
そして「政争の具にしてはならない。国論を二分することのないよう、立法府の総意をつくるべきだ」
という点で意見が一致したのです。
国論が大きく分かれる重要課題は、政府だけで決めきるのではなく、国会で各党が関与した形で協議を進める。
それは、皇室典範特例法へと大きく流れが変わる潮目でした。
安倍晋三という政治家は、確固たる主義主張を持ちながらも、合意して前に進めていくためであれば、
大きな構えで物事を捉え、柔軟な一面を併せ持っておられました。
あなたとなら、国を背負った経験を持つ者同士、天下国家のありようを腹蔵なく論じあっていけるのではないか。
立場の違いを乗り越え、どこかに一致点を見いだせるのではないか。
以来、私は、そうした期待をずっと胸に秘めてきました」
‘@「負けっ放しはないでしょう、野田さん」
2012年、当時総理だった野田氏は、再び自民党総裁に選ばれた安倍氏と国会で対峙。
野田総理は安倍氏に煽られ、解散を口にした。その後の選挙で民主党は惨敗、二度と立ち上がれなくなった。
野田議員は野党から戦犯と罵られた。
国論を二分しても自身の政策を強行した安倍氏。
国論が大きく分かれる重要課題でも、閣議決定で政府だけで決め、野党や国民を無視してきた。
安倍晋三という政治家は、確固たる主義主張を持ち、合意など気にせず前に進めていくためであれば、
強固な構えで物事を捉え、頑固な面を持っていた。
あなたとなら、国を背負った経験を持つ者同士、天下国家のありようを腹蔵なく論じあっていけるのではないか、
野田議員にそう思わせ、散々バカにされコケにされても、
立場の違いを乗り越え、どこかに一致点を見いだせるのではないか。
そうした期待をずっと胸に秘め続けていた野田議員。
しかし、残念ながらその思いは敵わないまま凶弾に倒れ、悪夢の野田議員を置いて逝ってしまった。
弔辞だから賛辞するのは当たり前だが、あまりにも的外れな内容だ。
野田議員のお陰で下野してから浮き上がれないのが良く分かる。
立憲の議員からは「まるで自民党員だ」「自分がしでかしたことが全然分かっていないようだ」と、
批判的な声も聞こえる。
この内容だと、国会ではなく国葬儀で述べた方が良かったような内容だ。
昭恵夫人は喜んだようだが、仲間内の野田議員の評価は益々下り坂。