ロシア北部にある空軍基地で、ロシア軍のヘリコプターに男が爆弾を仕掛ける様子を映したとされる映像。
この基地はラトビアとの国境から約３５キロの地点にあり、ウクライナとの国境からは１０００キロ近く離れている。
衛星画像には、ロシア北部プスコフ州の基地で、ヘリコプター数機が損壊した様子が写っている。
攻撃ヘリコプター「Ｋａ―５２」がはっきりと見える。
ＣＮＮは、この映像の撮影場所をベレズニキにあるベレティエ基地と特定。
映像の中の男は、ヘリコプターの中に何かを置いて、タイマーと思われる物を自分の耳に当てる場面もあった。
ロシアの非公式メディア「バザ」は同基地の爆発について報じ、テレグラムのチャンネルで、
「（１０月３１日）午後１０時ごろ、同部隊の軍の兵士が数回の爆発音を聞き、
ヘリコプター２機のバラバラになった残骸を見た。
爆発の威力はあまりに大きく、胴体の破片が周辺の２００メートルに散乱していた。
Ｋａ―５２が爆発した理由は不明」と伝えた。
映像は日中に撮影されていたが、爆発が起きたのは深夜過ぎだった。
「埋め込みの結果、ロシアの攻撃（ＫＡ―５２）ヘリコプター２機と、１機のＭＩ―２８Ｎが完全に破壊された。
さらに２機が大きく損傷した」としている。
同局は、この攻撃を実行したのがウクライナの破壊工作部隊だったとは明言していない。
ロシアは大量の戦闘ヘリコプターを保有しており、損壊したヘリコプターは戦場から遠く離れた場所にあった。
ウクライナの破壊工作関与は不明。
