ロシア当局、クリミア橋爆発で8人拘束。
ロシア連邦保安庁(FSB)は12日、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋で、
8日起きた爆発に関連してロシア人5人とウクライナ、アルメニアの市民3人の身柄を拘束した。
FSBは、爆発を組織したのはウクライナ国防省情報総局やそのトップのキリロ・ブダノフ氏、
同局の職員・工作員だと断定。
FSBによると、爆発装置は建設用ポリエチレンフィルムに包まれ、
ウクライナからブルガリア、ジョージア、アルメニアを経由してロシアに持ち込まれた。
声明で、ウクライナ国防省情報総局の1人の職員が爆発装置を含む貨物の輸送を指揮したと断定した。
FSBはまた、ロシア西部のブリャンスクとモスクワでウクライナの攻撃を阻止したとしている。
プーチンはクリミア橋爆発を「テロ攻撃」と断じ、その報復とするミサイル攻撃をウクライナ全土に仕掛けた。
ウクライナ政府は橋爆発への関与を認めていない。
安全確保の命を受けたのは、ロシア軍ではなく、テロ対策を担うFSB。
鉄道橋と自動車道の通行再開も、見切り発車の印象は否めない。
鉄道は旅客車両が先行し、自動車道も軍の重装備を輸送するトラックの通行は認められていない。
露軍の補給は鉄道への依存度が高いとされており、
英国防省は9日、クリミア大橋の輸送量は「大幅に減少する」と指摘。
CCTVの映像に写っているX線には、スペアタイヤが無く、
トラックからは車軸が1本失われている。
ロシア側の自作自演との声もある。
いずれにしろ捕虜は生き地獄だ。