アフリカ南部ジンバブエは7日、同国初となる靴箱サイズのナノ衛星「ZIMSAT-1」の打ち上げに成功したと発表。
災害の監視や農業、鉱物採掘のためのデータ収拾に利用するとしている。
ZIMSAT-1のほかウガンダ初の衛星を搭載したロケットは、米バージニア州から打ち上げられた。
ジンバブエ、ウガンダ両国の衛星打ち上げは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトの一環。
ジンバブエでは長年政権の座にあったロバート・ムガベ氏がクーデターで追放され、
エマーソン・ムナンガグワ氏が大統領に就任。
ムナンガグワ政権の下で2018年に宇宙分野の研究開発を担う国立地理空間宇宙局(ZINGSA)が設立され、
衛星打ち上げ計画が始動した。
ジンバブエは長年にわたって経済が低迷しており、衛星打ち上げ成功についても賛否が割れている。
ソーシャルメディアでは成功を歓迎する人もいれば、宇宙開発の取り組みをあざ笑う人もいる。
あるツイッターユーザーは「経済が低迷しているのに衛星を打ち上げるなんてばかげている。
ここ5年で貧困は拡大した。家族が飢えている時に車を買う人はいない」と投稿。
衛星プロジェクトの費用は明らかにされていない。
‘@日本が絡んでいるようだが、ツイッター投降者の気持ちも分かる。
ジンバブエは最も貧しい国の一つで貧困は拡大している。
貧困国で王室や上層部だけが裕福に暮らしている。