NATOは25日、ポーランド北部に位置し、ベラルーシとロシアの飛び地カリーニングラードに挟まれた、
「スバルキ・ギャップ」での軍事訓練に参加。
スバルキ・ギャップは、ロシアに占領された場合、バルト諸国が他のNATO加盟国から孤立することになるため、
戦略的要衝として位置付けられている。
ポーランドのブワシュチャク国防相は、
「軍事訓練の一環として、ウクライナの戦場での経験と観察に基づいて策定された演習があった」と説明。
「ロシアがどのような方法を用い、どのような防衛が効果的なのか認識している」と述べた。
ポーランド国防省によると、軍事演習には陸軍および空軍から2000人の兵士が参加。
ロシアのプーチンは25日、ウクライナでの軍事作戦に参加する兵士の母親らと面会。
戦死者の遺族には「あらゆる支援を行う」と述べた。
動員兵が訓練や装備が不十分なまま戦地に送られているなどとする情報がネットを通じて拡散する中、
国民の不満を沈静化する狙いがある。
プーチンは、ウクライナ侵略をめぐるテレビやインターネットの情報について、
「何も信用できない。フェイクや嘘、中傷が溢れている」と主張。
独立系メディアは、母親らの中に政権与党「統一ロシア」の地方議員や親政権の団体職員、
公務員らが多く含まれているとして、プーチン政権を支持する人が選ばれたと伝えた。