フランスのマクロン大統領「国際社会はロシアと「明確な赤い線」を引かなければならない」
フランスのマクロン大統領は、2021年4月16日、ロシアのプーチン大統領による「容認できない行動」の後に、
制裁を実施することを含め、国際社会はロシアと「明確な赤い線」を引かなければならないと述べた。
制裁だけでは十分ではない。
「フェイス・ザ・ネイション」のモデレーターであるマーガレット・ブレナンとのインタビューで、
マクロン大統領は、ロシアとの対話を開きたいというバイデン氏の願望を「完全に」共有していると述べた。
「私たちが足並みを揃えて、プーチンと明確にすることが重要である」と強調。
「これが信頼される唯一の方法です。制裁自体は十分ではないと思いますが、制裁はパッケージの一部です。
私は建設的な対話を好みますが、建設的で効率的な対話を行うには信頼性が必要です」と示唆。
ウクライナの国境には3万人以上のロシア兵が集まっており、
ロシアが侵略するのではないかという懸念が高まっています。
これは、2014年以来国境に集まったロシア軍の最大数です。
マクロン大統領は、これは容認できないレベルの緊張であるというバイデン大統領の見解と一致。
その上で「ロシアとの明確なレッドラインを定義する必要があると思います」とマクロンは指摘。
「数年前にウクライナが侵略された時に起こったことは、外交の失敗ではなく、
ロシアに対する私たちの集団的信頼の失敗だと思います」とマクロン大統領は、
2013年にシリアの独裁者バッシャールアルアサドによる化学兵器の使用に関するオバマ-バイデン政権の、
「レッドライン」を執行しなかった国際社会の失敗に言及。
マクロンの見解では、その不作為がプーチンを大胆にした。
数か月後、ロシアは2014年に、黒海に突き出た半島であるクリミアを併合。
そしていま、ウクライナに侵略している。
‘@わたしもマクロン大統領の見解が大筋であっていると思う。
そして、マクロン大統領はある意味今回のロシアの行動を見透かしていた。
ロシアへの断固たる措置を国際社会がもっと真剣度を見せ強固にすれば、
今回のウクライナ侵略はなかったかも知れない。
だから、バイデン大統領は同じ轍を踏まないように中国には強固な態度で接している。
チャンスの時に行動出来ないと後で後悔しても遅い。
それは日本の北方4島などにも言えることだ。