法務省は名古屋刑務所の職員22人が受刑者3人に暴行や不適切な処遇を行っていた疑いがあることを報告。
斎藤健法務大臣が午後4時45分から臨時の記者会見を開き「被害を受けた受刑者に深くお詫びします」と陳謝。
法務省によりますと、受刑者は職員からアルコールスプレーを顔に吹き付けられたり、
サンダルで叩かれたりしたという。
現時点で判明している範囲では60代の男性受刑者が左目付近に5日間のケガをしている。
職員22人のほとんどは、採用されてから3年未満の若い刑務官だということで、
法務省は引き続き調査を行った上で「厳正に対処する」としている。
名古屋刑務所では2001年に、刑務官が受刑者に消防用のホースで放水し死亡させる事件が起きている。
‘@名古屋刑務所職員が腐っているのか、他の施設でも同様のことが起きているのか。
社会と遮断された施設での暴力行為は卑劣極まりない。他の施設の調査も必要だ。
刑務官含む職員まで22人が数名の受刑者に虐待していたというのは悪質極まりない集団リンチだ。
特別公務員暴行陵虐罪(最高刑は懲役7年)や同致傷罪(同15年)に問われることになる。
大半が採用3年未満の若い刑務官22人による犯行ということだが、
受刑者になめられないようにということでの暴行行為か、それとも勘違いの優劣での行為か。
他の幹部職員などは気付かなかったのか。それとも黙認していたのか。
黙認していたとしたら暴力行為が常態化した組織ぐるみの犯罪行為だ。
犯罪者を構成させるべき立場の人たちが自ら犯罪行為を犯していた。
更生できるものも出来なくなる。
法務大臣が臨時会見をしたということは、重大な出来事だということを認識しているのだろう。
先日も保育園で職員による園児への暴力行為が発覚したが、学校や保育園、介護施設などで、
弱い立場の人たちに虐待などの暴力行為にいたるケースが増えているように感じる。
抵抗できない人間に暴力をふるう、一番卑劣な行為は断じて許されるべきでない。