米政府は、ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援継続に向け、
韓国から大量の弾薬を購入する方向で調整に入った。
ウクライナへの弾薬提供を続けてきた米軍の在庫が減少したため、穴埋めをする。
弾薬はNATOの標準規格とされる155ミリ砲弾で、約10万発の受け渡しを検討している模様。
侵略以降、ウクライナは旧ソ連製の砲弾を順次切り替え、
米欧諸国軍で使用される155ミリの榴弾りゅうだん砲を地上戦の主力として使ってきた。
米軍はすでに155ミリ榴弾砲を142門、砲弾は100万発超をウクライナに提供。
侵略が長期化する中で米軍の在庫減少へ懸念が高まり、同盟国の韓国に発注する案が浮上。
韓国の軍事メーカーから購入する方針だ。
消息筋によると、米国は当初、購入した弾薬をウクライナへ提供する方針だったが、
紛争への関与を避けたい韓国が強く反対。
このため、米軍の弾薬をウクライナに提供し、その分を韓国製で補充する玉虫色で決着したという。
日本は「防衛装備移転3原則」に基づき、防衛装備の提供は救難や輸送、監視など5分野に用途が限られており、
日本政府・与党は国家安全保障戦略など3文書改定に合わせ、「3原則」の運用指針見直しに向けた議論を進めている。
‘@日本は無理に武器を売るようなことをしなくてもできることはあると思うが。