神奈川県は12月9日、相模原市内に設置した高齢者向けの新型コロナ療養施設で、
介護職員が入所者の足をたたくなどの不適切な行為をしていたと明らかにした。
(そんなことをしている場合ではない)
神奈川県の担当者は、
「多くの県民の方々に不安を与えたことに対して、県として心よりおわび申し上げます。
大変申し訳ございませんでした」と謝罪。
相模原市南区にある県立の障害者支援施設に設置された、高齢者向けのコロナ短期療養施設で、
女性介護職員が11月11日の深夜、90代の男性入所者の足を平手でたたいたほか、
「動画に撮って家族に送ろうか」と言って、スマートフォンを使い無断で撮影したという。
県は、この日のうちにホームページに寄せられた情報をもとに調査を行い、防犯カメラの映像で行為を確認。
県の聞き取りに対し、女性職員は、「バタつかせた男性入所者の足が自分の腹にぶつかり、瞬間的に手を出した。
反省している」などと話しているという。
県はすでに、関係自治体に虐待の通報をしていて、その結果次第では女性職員の処分も考えるとしている。
オホーツクの西興部村の高齢者施設で、入所者全員の裸の写真など撮る虐待をしていた。
同じ法人が運営する障がい者支援施設でも虐待が明らかになっている。
去年3月、特別養護老人ホーム『にしおこっぺ興楽園』で職員32人が入所者80人の裸や下着姿の写真を撮影。
ケガが見つかった際にいつできたか確認するためと説明していて、当時の施設長は退職している。
にしおこっぺ興楽園松岡晃司施設長は「職員の中にこれはだめでしょという人もいたが、上に上がらなかった」
西興部村では同じ法人が運営する障がい者支援施設でも今年5月から6月にかけて38件の虐待があり、
北海道の監査が続いている。
名古屋刑務所(愛知県みよし市)で、職員が受刑者に対して暴行を繰り返していた。
‘@無抵抗な弱屋への虐待は全国で行われているようだ。
大変な仕事であることは間違いなく、それがゆえに本来なら能力が要求される。
だが、今の対応はそうはなっていない。
健常者の面倒を見るのさえ難しい中、不健康な人の面倒を見るのは並大抵のことでは無い。
政府の対策が後手々になり被害者は後を絶たない。
収入だけで片付く問題ではない。
新形コロナもそうだが、今までの日本を築いて来た高齢者が最期を迎える時に、
悲惨な目に合うことは、本人にとっても肉親にとっても怒りでしかない耐え難いことだ。
そして、自分も将来そういう目にあう可能性があるということだ。