イタリア・ローマのカフェで11日、男が銃を発砲し、女性3人が死亡、4人が負傷した。
犠牲者にはジョルジャ・メローニ首相の友人ニコレッタ・ゴリサーノさんが含まれているという。
男は住民たちに取り押さえられ、警察に拘束された。
フィデネ地区にあるカフェでは当時、共同住宅の住民集会が開かれていた。
銃撃犯が店に入ってきて、発砲する前に「お前ら全員殺す」と叫んだという。
報道によると、容疑者(57)は以前から住民会の役員数人と激しく対立していたという。
メローニ首相は、容疑者が凶器の銃を盗んだとされる射撃練習場が閉鎖され、捜査が行われていると明らかにした。
警察は容疑者の犯行動機についてコメントしていない。
また、イタリアの報道機関は容疑者の名前を報じているが、公式には発表されていない。
政治的動機による犯行ではないとみられる。
メローニ首相はゴリサーノさんの遺族に宛てたフェイスブックの投稿で、
「ニコレッタは私の友人だった。こんな風に死ぬなんておかしい。
数週間前、自分の50歳の誕生日パーティーのために買った赤いドレスを着たニコレッタは幸せそうで、美しかった。
私の中では、彼女はこれからもあんな風に美しく、幸せであり続けるだろう」と述べた。