ウクライナで大規模な不正が発覚。
ロシアと戦争中のウクライナで「穀物輸出に関与する税関関係者など10人以上の政府高官が、
大規模な不正に関与した」と報じられた。
このスキームに参加した370以上の企業は、2022年8月~9月に100万トン以上の小麦を、
オデーサ港から輸出、税関当局は販売された小麦にかかる税収を意図的に徴収しなかったため、
およそ52億フリヴニャ(約187億円)もの税収が未納で、さらにオデーサ州の税関当局は、
最も必要とされる発電機の輸入手続きでも荒稼ぎしていたことが発覚。
ロシア軍のインフラ攻撃で電力供給が不安定なウクライナにとって発電機の需要は非常に高く、
政府は企業や個人が海外から輸入する発電機について、
優遇措置(関税免除や通関手続きの簡略化など)を発表しているが、
オデーサ州の税関当局は政府の指示を無視して、迅速な通関手続きに『賄賂』を徴収して、
税関管理等の至るところに隠していたという。
これを摘発したウクライナ保安庁(SBU)は、
「オデーサ州の税関当局からおよそ15億フリヴニャ(やく44億円)以の隠し財産が発見された」と発表。
西側諸国が人道支援としてウクライナに送ったトラックや救急車輌も追跡調査を行うと、
「寄贈された州当局の職員が当該車輌で勝手に有料サービスを運営してた」とか、
「第三者に転売していた」というケースも報道されている。
‘@ウクライナの汚職も根深いようで、ウクライナが大変な時期にも改善されていなかった。
むしろ、有事の時こそ支援物資や軍備品で稼ごうと企む人間はいる。
それは戦中の日本も同様だった。