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​インド空軍スホーイ戦闘機来日。

インド空軍は、航空自衛隊と実施する初の合同演習に参加する部隊が8日(日)国内の基地を出発すると発表。

参加勢力はSu-30MKI戦闘機4機、C-17「グローブマスターIII」輸送機2機、およびIL-78空中給油機1機で、

途中タイやフィリピンに立ち寄りながら目的地である茨城県百里基地を目指す。

なお、航空自衛隊では本演習について「ヴィーア ガーディアン23」と呼称しており、

16日(月)から27日(金)までの約2週間にわたって行うとしている。



日本側からは百里基地に所在する第7航空団のF-2戦闘機4機と、

小松基地に所在する飛行教導群のF-15戦闘機4機、地上で要撃管制などを行う中部航空警戒管制団などが参加予定。

来日するのはSu-30MKI「フランカー」シリーズの戦闘機が、

日本国内で航空自衛隊の戦闘機と共同訓練をするのも初めてのケースだ。

1989年12月31日、ロシアのスホーイ設計局が開発したSu-30戦闘機が初飛行。

この機体は、NATOが付けたコードネーム「フランカー」の呼称で有名だ。

初飛行した時点で冷戦は終わりを告げつつあり、それから2年後の1991年12月末にソ連自体が解体・消滅。

長距離戦闘機としてのSu-30は少数がロシア空軍向けに生産されただけで終わった。

この機体が有名になったのはその後に行われた設計当初とはまったく異なる改修によるものだった。

国際市場から見れば非常に魅力的な機体となり最初にインドがSu-30Kを導入し、

その後インド専用の高性能モデルとしてSu-30MKIが開発された。



同機は全部で約270機が生産されたが、その大部分はインド国内での技術移転も含めたライセンス生産となっており、

インド空軍の兵力だけでなく、同国の防衛産業の育成にも貢献している。

今度はそれをまたロシアが真似て、ベラルーシなど友好国に導入しており、

地球は一つの皮肉な結果となっている。

中国はどう出る、精悍か、それともまたロシアと動くか。