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​プーチン、核軍縮の履行停止を表明。

プーチンは21日、モスクワで「年次教書演説」を行い、

米ロ間の核軍縮枠組み「新戦略兵器削減条約(新START)」の履行停止を表明。

24日で1年となるウクライナ侵略を正当化し、ウクライナへの軍事支援を続ける米欧を批判。

昨年は実施せず、ロシアによるウクライナ侵略以降では初めてとなる。



プーチンは演説で、「ロシアは参加を一時停止していると表明せざるを得ない。脱退ではなく停止だ」とした。

「米国が実験を行えば、我々も行うことになるだろう」と述べ、核実験再開の可能性にも言及。

履行の再開にあたっては、「核を保有するフランスや英国といったNATO加盟国の攻撃能力を考慮する必要がある」と述べた。

ウクライナ侵略について、プーチンは「米欧諸国が戦争を始め、我々は停止するため武力を使っている」と、

真逆のことを主張し、ウクライナ侵略の正当性を訴えた。

「直面する課題を慎重かつ徹底的に解決していく」と戦闘を継続していく意向を強調。

「戦場でロシアを打ち負かすのは不可能だ」と述べたが、具体的な戦果について言及することはなかった。

米のブリンケン国務長官は、「非常に残念で無責任なことだ」と批判。

その上で「ロシアが実際に何をするか、注意深く見守っていく。

我々はいつでも、ロシアと戦略兵器の制限について話し合う用意があることに変わりない」と述べた。



‘@プーチンも一歩も引かない様相だ。

中国の王氏がモスクワを訪れているが、習主席のロシア訪問も話し合われるものとみられる。

解決への道筋の話し合いならいいが、ロシアへの武器供与の話なら、西側と中国のさらなる禍根を残すことになる。