ロシア、ウクライナで欧米製兵器をイランへ輸送。
ロシアがウクライナの戦場に取り残された欧米供与の兵器の一部を回収し、
イランへ送っていることが11日までにわかった。
この問題に通じる4人の関係筋がCNNに明らかにした。
これら兵器を受け取ったイランは分解して構造や仕様、動作などを分析し、
似通っている独自の兵器を製造しているとみられている。
ただ、イランがこれら作業で成果を得ているのかどうかは不明だが、過去の事例を見た場合、
同国は米国の装備品を下敷きにした兵器開発に高い技量を見せつけてきたという。
ロシアが欧米製兵器をイランへ送る背景には、ウクライナ侵攻への支持の報奨の意味合いもあるとみている。
米政府当局者は、ウクライナ軍は侵攻が始まって以降、ロシア軍の手に落ちた米国供与の兵器を、
米国防総省へ常に報告しているとしている。