ウクライナ侵攻後初。
ロシア連邦保安局(FSB)は30日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)モスクワ支局の記者を、
ウラル連邦管区のエカテリンブルクで、スパイ容疑で身柄を拘束したと発表。
記者は米国籍。FSBは「米政府の利益のためにスパイ活動を行った」と主張。
FSBはこの日、・モスクワの裁判所は同氏を約2カ月勾留する命令を出した。
拘束されたのは、1991年生まれのエバン・ゲルシコビッチ記者。WSJによれば、旧ソ連圏が専門。
米ホワイトハウスは30日、ロシアで米国人記者がスパイ容疑で身柄を拘束されたことを受け、
ロシアに居住、もしくは同国を旅行している米国民に対し直ちに出国するよう呼びかけた。
英BBC放送(ロシア語電子版)は30日、スパイ容疑でロシア当局に拘束された米紙記者が、
ウクライナ侵攻に参戦するロシアの民間軍事会社「ワグネル」を調査していたと伝えた。
10日ほど前に取材を受けた中部スベルドロフスク州議会議員の話としている。
この議員はワグネル創設者のエブゲニー・プリゴジン氏と連絡を取っていた。
記者が訪れた同州ニジニータギルでは、侵攻の後方支援要員を女性刑務所で採用する動きがあったとされる。
記者は議員に対し、侵攻に抗議して州都エカテリンブルクのロイズマン元市長が拘束された問題も質問したという。
‘@ニジニータギルには戦車工場などがある。プーチンも視察した。
記者の取材とスパイの取り扱いは微妙だ。
中国は日本の民間人をスパイ容疑で逮捕する。
ましてや戦争している国では、致し方ない。
これから威嚇も含めて中・ロでますます逮捕者は増える。
ロシアは2022年に拘束していた米女子バスケットボール選手を、
米で投獄されていたロシア人「武器商人」との身柄交換に使っている。
今回も、記者を開放する見返りとして何かを求めてくる可能性もある.
だが、ワグネルも絡む今回の件はそうはいかないかも知れない。