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​楽天銀行上場、初値3割高。

楽天グループ傘下のインターネット銀行、楽天銀行が21日、東京証券取引所に上場。

寄り付きから気配を切り上げ、初値は公開価格比33%高い1856円となった。

その後も買い意欲が強い展開で、1930円で取引を終えた。

公開価格は1400円と仮条件の上限で決まったが、3月の上場発表時の想定仮条件である最大1960円からは約3割低い水準だった。

楽天銀は預金残高がネット銀行で最大となる9兆円超、口座数は約1339万口座と前年度比で13%増えた。

2022年度の営業利益は同29%増の380億円と、証券や楽天ペイメント、保険などを含めた、

グループのフィンテック事業の中でも成長率が高くカード事業に次ぐ稼ぎ頭となっている。



楽天銀の永井啓之社長は午後開かれた会見で、上場の意義として「企業価値の向上を加速させる」ことと、

将来に資金調達する際の「オプションを増やす」ことを挙げた。

ただ、27年3月までは追加の公募増資は行わないという。

株主還元については、数年間は無配だが、株主優待を検討していると明かした。

同グループの特徴は、銀行口座から楽天カードを使用して引き落とすとポイントが付与され、

楽天市場での買い物が有利になるなどのシステムを確立している。

楽天Gは前期(22年12月期)決算で過去最大の赤字を計上、自己資本比率は4%に低下。

三木谷浩史社長は2月の決算説明会で、資金調達を確実にするため銀行、証券子会社のIPOを進め、

外部資本の活用も検討していくと述べている。

楽天Gは24年から25年にかけて56億ドル(7500億円)相当の社債が償還期限を迎える見通しで、

償還資金の確保のためには借り入れや資産売却に依存することになる。

‘@おめでたいことだが、携帯事業が足枷となってはやる気が失せる。