衆参5補選、自民4勝1敗も、和歌山に激震。
前議員の辞職に伴う衆議院和歌山1区の補欠選挙は、維新公認の新人・林佑美氏(41)が当選。
自民党公認で元衆議院議員の門博文氏など、他の候補をリード。
自民王国和歌山、二階自民の牙城を崩した維新。
和歌山は、自民党にとって二階議員と世耕議員という有力者の本拠地。
二階議員と世耕議員とのせめぎ合いも伝えられる中、
多数の自民党の大物議員が応援に馳せ参じたにも関わらず敗北した意味は大きい。
自民党は大阪でも大敗。
維新は前半戦の奈良県知事選挙で勝利した勢いが、隣接する和歌山県にも及んだ格好だ。
岸田総理の爆発事件も大きな影響を与えなかったようだ。
有権者の自民党離れが一定程度あったのか、今後の選挙に影響を及ぼす可能性がある・
そして、衆院への鞍替えを狙う世耕議員が、自民の公認候補として出馬する可能性も高くなった。
日本維新の会は統一地方選で、馬場伸幸代表が進退を懸けて掲げた、
改選前勢力の1.5倍の「地方議員600人以上」の目標を達成。
次期衆院選で立憲民主党から野党第1党の座を奪取する構えだ。
そのためには、地方議員を増やし、組織の足腰を強くしなければならない。
ただ、当選は関西に偏り気味で、全国政党化への課題は残るが徐々に進出している。
明石市長選では泉市長後継候補が当選。「若元市議の丸谷聡子氏 自公推薦候補が敗北。
西村康稔大臣が繰り返し明石入りしアピールしたが、及ばなかった。
66人が争う混戦となった兵庫県西宮市議選(定数41)では、れいわ新人の佐野宏美氏(46)が初当選を果たした。
れいわが地方議会の議席を得るのは県内で初めて。
女性議員や市長も増えてきている。
若返りと女性が選挙の一つのキーワードかも知れない。
指摘した和歌山1区の応援団を見れば一目瞭然。
地元では強くても他から見ればウンザリしている国民は多数いる。
だが、その受け皿に立憲がなれずにいる。
維新がどこまで台頭してくるのか。