自民党内では投開票前、自民党の議席だった衆院千葉5区、山口2区、同4区を維持できれば「及第点」との見方が強かった。
結果はこれらに加え、参院大分選挙区で野党側から議席を奪取した。
ただ、党内からは「勝負に勝って内容で負けた」との声が上がる。
岸田総理が応援に2回入った衆院和歌山1区で維新に競り負け、野党が乱立した千葉5区や保守王国の山口2区で苦戦を強いられたためだ。
森山裕選対委員長は記者団に「衆院選に向け教訓を残した」と危機感を示した。
共産党の小池晃書記局長は会見で「選挙結果は政権批判の強さを示した。(野党)共闘再構築に力を尽くしたい」と述べた。
そんな評論より共産党の足元を固めるべきだ。
共産党は41道府県議会で99議席を持っていたが、改選後は75議席に。およそ4分の1を失った。
統一選後半戦、市議選では55人減。
共産党の小池晃書記局長は24日の記者会見で、統一地方選前半戦に続き議席を減らした後半戦の結果に関し、
「期待に応えられず、多くの候補者を落選させ大変悔しい。おわび申し上げたい」と述べたが引責辞任は否定。
もう野党共闘は無理筋になってきている。
ましてやどこが主導権を握るのか、引っ張っていく党が無い。
国民民主党の玉木雄一郎代表は25日の記者会見で、風見鶏振りを披露。
「法案対応などを見ても、最も近い政党だ」と述べ、日本維新の会との連携強化に意欲を示した。
自民党からも色よい声が無いので、とりあえず勢いのある維新に乗っかる算段だ。