タス通信によると、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は25日、訪問先のモスクワで、
ロシアがベラルーシに配備する準備を進めている戦術核兵器に関し、「ロシアからの移転が始まった」と述べた。
核兵器がベラルーシ領内に存在するのかどうかについては「可能性はある。これから戻って確認する」と明言を避けた。
ルカシェンコの発言に先立つ25日、ロシアとベラルーシ両国の国防相が、ロシアの戦術核配備に関し、
ロシアが管理と使用する権利を持つことなどを確認する合意文書に署名したばかりだ。
プーチンは3月25日に戦術核の配備方針を表明した際、7月1日までにベラルーシに保管施設を準備する方針を明らかにしていた。