10日、愛知県小牧市の焼肉店で食事をした客が下痢や嘔吐などの症状を訴え、5人からノロウイルスが検出された。
保健所は食中毒と断定し、この店を営業禁止処分とした。
愛知県によると、小牧市岩崎の焼肉店「焼肉ハウス牛わか」で6月10日、食事をした客のうち18歳から67歳の男女11人が下痢や嘔吐などの症状を訴えた。
3日後の13日に客からの連絡を受けて春日井保健所が調べたところ、客2人と調理していたスタッフ3人のあわせて5人からノロウイルスが検出されたという。
これを受けて保健所は15日、原因を食中毒と断定し、再発防止措置が取られるまでの間、店を営業禁止処分とした。
愛知県内では2023年に入ってから17件の食中毒が発生していて、保健所が注意を呼びかけている。
‘＠営業停止と禁止処分は、何によって分けられるのか。
営業停止は処分時に期間が決まっているが、営業禁止には期間がない。
さらに改善の見込みがない場合は、営業許可取り消しとなる場合がある。
営業停止の多くは２-３日。営業禁止は無期限。再度保健所の検査が入り許可が出ないとダメだ。
名古屋では2018年7月28日に同県小牧市の名古屋コーチン料理店「かな和」で鶏肉の刺し身などを食べた男女7人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。
春日井保健所は細菌の「カンピロバクター」などが原因の食中毒と判断。
8月4日に営業の禁止を命じたが、同店は翌日から営業を再開した。
繰り返し指導しても従わず、8日に保健所が刑事告発した事件があった。有名な店だ。
