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ニジェール、2閣僚ら新たに拘束。

先週のクーデターで実権を握った西アフリカ・ニジェール軍事政権は31日、

追放したバズム政権の鉱山相と石油相ら3人を新たに拘束したと発表。

これまでに内相や運輸相らも拘束されている。

隣国チャドのデビ大統領は30日、仲介を目指しニジェールに到着。

その後、26日から大統領公邸に留め置かれているバズム大統領と会談した様子が映った動画を投稿。

バズム大統領は笑顔を見せており、無傷とみられる。

​バズム大統領の姿が確認されたのはクーデター後初めてとなる。


30日、ニジェールの首都ニアメーで、バズム大統領(右)と面会した隣国チャドのデビ暫定大統領
(デビ氏のフェイスブックで公開)


デビ氏は「平和的な解決策を見出そうとしている」と述べた。

また、軍事政権は30日、追放政権がバズム大統領を解放するため、旧宗主国のフランスによる大統領公邸攻撃をすることを許可したと明らかにした。

軍政によると、首相に代わりマスドゥ外相が許可に署名した。マスドゥ外相のコメントは得られていない。

フランスはクーデターを非難し、バズム大統領の復権を要求している。

この件についてフランス外務省は肯定も否定もしなかったが、バズム大統領を唯一の合法的な国家元首として認め、自国民および国益を守ることに集中していると述べた。

こうした動きに対し、首都ニアメーにあるフランス大使館では、軍事政権の支持者がフランス国旗を燃やし、大使館を襲撃。警察は催涙ガスで応酬した。

ロイター記者によると、31日には市内は平穏な様子で、日常生活は通常通りに戻っているという。

こうした中、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は30日、ニジェールに対し、全金融取引の停止と国家資産の凍結などの経済制裁を課したほか、

バズム大統領の復権に向け武力行使を許可する可能性があると述べた。

欧州連合(EU)とフランスは財政支援を停止。米国も追随する構えを見せている。

EUとフランスはECOWASの対応を支持。

米軍によると、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長ニジェールの軍司令官と電話会談し、米国民の安全や同国情勢の進展について協議したとしている。

‘@あちらこちらで戦争の火種が。世界中が落ち着かない。