ウクライナ侵略でのロシア軍死傷者急増を受け、ロシア軍でクーデターが発生する可能性があると、
米中央情報局(CIA)の元幹部が主張。
3日(現地時間)付の米経済専門メディア「ビジネス・インサイダー」によると、
かつてCIAでスパイ対策担当部長だったジェームス・オルソン氏は英紙ザ・サンとの単独インタビューで、
「ロシアのプーチンは現状全くうまくできていない」「ウクライナ戦争は全く勝算がない状況にある」との見方を示した。
オルソン氏は「プーチンが引き続き権力を維持するなら(ウクライナ戦争は)長い戦争になるだろうが、そうは考えない」と指摘。
ウクライナ戦争の惨状に嫌悪感を抱く軍の反対派が反乱を起こし、プーチンを放逐する可能性があるとの見方を示した。
米戦略国際問題研究所(CSIS)が今年2月に発表した報告書によると、
開戦後6万-7万人のロシア軍兵士がウクライナで戦死するなどの人命被害が発生している。
マーク・ミリー米合同参謀本部議長も3月28日の米議会上院軍事委員会公聴会で、
「ウクライナ東部の激戦地バフムトはロシア軍の虐殺現場になっている」と皮肉った。
オルソン氏は「プーチン大統領が軍の反対派によるクーデターで権力の座から引きずり下ろされれば、
戦争は終わるだろう」「そうなった場合、プーチン大統領が放逐される可能性がさらに高くなると確信している」と強調。
オルソン氏はさらに「プーチン大統領のいないロシアには『明るい未来』が待っているはずだ」とも付け加えた。
一方で複数の軍事専門家は「戦場で多くの死傷者が出ているにもかかわらず、プーチンは権力を手放さず戦争を終わらせないだろう」との見方を示している。
‘@とりあえずはこれを願っているのだが、そう簡単にはいかない。
ロシアの都市部に何らかのアクションが必要だ。
多分、ウクライナもそれを狙っている。
自国だけが破壊されただけではたまったものでは無い。
ただ、やり過ぎると今度は西側から注意が入る。
ウクライナは抜き差しならぬ状態で戦っている。