著名空売り投資家のジム・チャノス氏(65)が40年近く続けている自身のヘッジファンドを閉鎖。
同氏は不正会計が発覚し破綻した米エネルギー企業エンロンや米電気自動車(EV)メーカー、テスラなどに対する空売りで知られる。
17日の顧客宛て書簡によれば「ロング・ショートの株式ビジネスモデルがプレッシャーにさらされ、ファンダメンタルストックピッカーへの関心が薄れていることは周知の事実だ」とコメント。
「リサーチと投資に対する情熱は相変わらず持っているが、この情熱を別の形で追求する必要に迫られている」と説明。
同氏のヘッジファンドは年初来での運用成績が約4%のマイナス。会社の資産は2億ドル(約300億円)足らずに減った。2008年時点では約80億ドルだった。
‘@ここ最近の米株の上昇を鑑みれば売り方には不利な状況は自明の理。
人の不幸専門で利益を得る投資に鉄槌が下ったようだ。