デンソー製の燃料ポンプを搭載した自動車の世界でのリコール台数が、国内自動車メーカー6社と海外法人で1500万台を超えた。
ポンプの不具合で走行中にエンストを起こす恐れがあり、2019年以降、トヨタ自動車やホンダなどがリコールを繰り返してきた。
7月には国内のホンダ車で死亡事故が起きるなど、影響が広がっている。
各社が示した国内外のリコール台数を共同通信がまとめた。
最多は、日米で該当部品を搭載する全台数のリコールに踏み切ったホンダの833万台。トヨタの621万台を上回った。
ダイハツ工業は137万台、マツダは87万台、スバルは20万台、スズキは18万台が対象とした。
トヨタが外部生産の自社ブランド車も数えているため一部重複がある。
国内ではこれまでに382万台超がリコールされた。今後も世界で拡大する可能性がある。
7月の死亡事故は鳥取県で起きた。