新型コロナで亡くなった岡江久美子さん。
3日(金)に発熱を確認するも、自宅療養を行っていたが6日(月)朝に容態が急変。
緊急搬送され、そのまま入院となりICUにて人工呼吸器を装着。
PCR検査を行い陽性反応を確認。
そして23日(木)の朝に亡くなったという。
私は、新型コロナは中国でも突然死が散見され、当初からサイレントキラーを懸念し、
疑問を呈していたが、「発熱後、4日間待機」のルールは、
専門家会議の尾身茂 副座長 らが強調していた。
しかし、22日、専門家会議会見で釜萢 敏理事は、
「熱が出ても4日間自宅で我慢しろと言ったわけではなく、
普段病院行かない人でも、4日も熱が続くなら是非受診して下さい、
という意味で言ったのに、逆に受け取られた」と、ビックリ仰天な説明を述べた。
厚生労働省の専門家会議は2月17日、「相談・受診の目安」として、
「37.5℃以上の発熱や咳などのかぜ症状が4日続いた場合、
帰国者・接触者相談センターに相談する」
「ただし、高齢者や基礎疾患のある場合は、かぜ症状が2日続いたら相談する」と告知した。
どこにも、普段病院行かない人などと書かれていない。
それを、いまになって「普段病院に行かない人でも4日熱が続くなら是非行ってという意味」
と言ってのける驚きの発言。
真面目な人ほど我慢をし、結局、待機中に悪化し、亡くなる人が増えてきた。
いまさらそんことを言われては、たまったものではない。
埼玉などで、待機中に様態が悪化し死亡する件が増加しているので、
あわてて言い訳したとしか思えない。
仮に、宇宙万歩譲ったとして、そもそも、連日テレビに出ているのだから、
国民やテレビ局、その出演者たちが誤解しているのは理解できたはずだ。
だとしたら、そんな重要なことを、なぜ、その時に修正しなかったのか。
専門家会議内でも修正する機会はいくらでもあったはずだ。
責任回避の発言としか思えない。
日本がここまで新型コロナに手を焼いているのは人災だ。
政府、医師会、感染症学会の初動の遅れ、新型コロナの見誤り、
対策の後手後手と誤り、経済第一主義、隠ぺい体質、などなど。
湘南などで「自粛無視サーファー」が増えている。
千葉県の森田知事、神奈川県の黒岩知事は「来ないでくれ」と強い危機感を示す。
大阪府の吉村洋文知事も「「ここはきっちりやらないといけないと思っています」と、
罰則規定も必要との見解を示した。
テレビでは、二木芳人氏が、「感染する確率はほとんどないのですが、いけないですね」と、
やんわりと述べる。
「感染確率ほとんどないのならいいだろう」と、言い訳する若者は増えるだろう。
移動をすれば、あらゆるところで感染する確率は高くなる。
何を眠たいことを言っているのだ。
不要不急のテレビ出演は控える。
感染拡大を防ぐには、こういう人にも自粛してもらはなくてはならない。