20日放送の番組、NHKニュース7で、新型コロナの重症者数について、
都などが国と異なって集中治療室(ICU)の患者数を含めない基準を採用しているとして、
その背景を分析した。
この日に開かれた都の会議で、国立国際医療研究センター・国際感染症センター長大曲貴夫氏らが、
感染状況を報告し、モニタリング指標に使う重症者の基準について解説した。
番組では、重症者の数は、感染状況を判断するうえで重要な指標とされるとして、
ナレーションで大曲センター長の発言内容をこう紹介した。
「集中治療室の使い方は病院ごとに異なり、都の基準の方が実態を反映している」
続いて、大曲氏が会議で「必ずしもICUに入院した患者さんが重症患者とは限らない」
などと発言するシーンを流した。
そして、小池都知事が、「現場の医療施設をですね、最も戦略的に生かせる方法として、
東京都としてこのモニタリング指標は大切にしていく」と発言する様子も流された。
これに対し、大曲氏は、20日の放送後、ツイッターにこんな投稿をした。
「本日NHKニュース7で、私大曲貴夫が新型コロナウィルス感染症の東京都モニタリング指標について
「都の指標の方が優れている」と発言したと報道されました。私はそのような発言はしていません。
指標の選択の根拠を述べましたが、国の指標との優劣など一切論じていません。」
さらに、大曲氏は、「私の人格を傷つける悪質な誤報です。速やかに訂正頂きたい」と訂正を求めた。
その後、同日夕のニュース7では、重症者の基準について、都の考え方を改めて紹介するなどした後、
NHKのアナウンサーが、大曲氏の発言内容を紹介した前日の放送に言及。
大曲氏が「都の基準の方が実態を反映している」と発言したかどうかを改めて確認したところ、
大曲氏のは、都の基準を他と比較した発言ではないと分かったと認めた。
そのうえで、アナウンサーは、「誤解を招く(ナレーションの)発言でした。失礼しました」と述べた。
‘@安倍政権とNHKが、何とかして東京都小池知事を陥れようとする証左だ。
誤解を招くのではなく、ウソの報道だ。
「失礼しました」などと軽い言葉で済まされるものではない。
東京都小池都知事が国に盾をついている構図を強く表し、悪者にしたいのだ。
一度出た報道は、誤報だとしても、信じる人は少なからず残るのだ。