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林鄭長官「香港に三権分立ない」

香港の林鄭月娥行政長官は1日の記者会見で「香港に三権分立はない」と断言。

香港の学校教科書から三権分立に関する説明が削除されたことを受け見解を示した。

林鄭長官は「香港では行政、立法、司法機関が相互に協力しバランスを取るが、

この三つの機関は最終的には行政長官を通じて中国政府に責任を負う」と説明。

三権はあくまで中国政府が承認したものであり、

香港の体制は「行政主導のシステム」との認識を示した。

政府トップの行政長官が明確に三権分立を否定する発言を行うのは異例。

 

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‘@反中政治活動を規制する香港国家安全維持法(国安法)が施行され、

これを運用するための委員会と中国治安当局の出先機関が発足。

7月8日、香港国家安全維持公署を開所した。

香港政府は事実上、中国の直接監督下に入り、

自治」と「香港人による香港統治」を柱とする、一国二制度は無実化した。

林鄭長官の「香港に三権分立ない」発言で、香港の政治体制は「中国化」が決定した。

国の上層部は、ことが起これば真っ先に逃げ、強い方に付くということだ。