7日、自民党竹下派会長の元総務会長竹下亘元氏は、衆議院の解散・総選挙について、
「新型コロナウイルスが終息していない中では選挙ができないという人がいるが、
アメリカでも大統領選挙をやっている。知恵を絞れば選挙はできるし、判断の問題だ」と、
菅長官の「コロナ終焉」発言の火消しに回った。
そのうえで、「衆議院議員の立場からすれば、前回選挙から3年を過ぎると、
選挙は近いという心理状況になる。選挙はいつあってもおかしくない」と述べ、
早期の解散総選挙やる気満々の認識を示した。
総裁選は緊急事態だからと「党員投票」を見送ったその口で、
緊急事態でも、解散総選挙は出来ると、ヌケヌケと言い放つ神経にはあきれ果てる。
政治家の言葉は信用できないことを堂々と公言する。
御用論者はルールにあるからと擁護するが、矛盾することを堂々とやってのける政治家を、
ルールだけで語る評論家やコメンテーターはには、倫理観の欠片もない。
「だから政治家は信用されない」となぜ質せないのか。
そういう人たちが日本を失墜していることに気付かない。
衆議院の解散・総選挙をめぐっては、自民党総裁選挙に立候補を表明している菅官房長官が、
3日のフジテレビ番組で、衆院解散について「状況次第だ」と述べた上で、
「コロナ対策をしっかりやってほしいというのが国民の声だから、
これが終焉を告げられるかどうかということなんだろうと思う」と語った。
5日の日本テレビ系の番組では、解散は「新しく総理・総裁になった方が判断すること」と、
述べるにとどめ、前言には触れなかった。