新型コロナ感染者数が過去最高を更新している大阪府の吉村洋文知事は、
記者団に、大阪ではこれから「病床トリアージをする」と宣言。
「トリアージ」とは、大規模な事故などが起こった時に、
命が助かりそうな人を優先的に治療することを意味する。
全員の命を救うことが物理的に不可能で、より多くの犠牲者が出てしまう時に、
1人でも多くの命を救うための選択として行われるのが「トリアージ」
吉村知事の説明では、重症患者が増えてしまうと、病院のベッドが埋まってしまうので、
交通事故や脳梗塞などで入院を必要とする人たちが入院できなくなってしまう。
だから、これからは新型コロナの感染者が入院している病院と、
そうでない病院に分ける必要があって、これを「病床トリアージ」と呼ぶと説明。
しかし、それは、「トリアージ」ではなく、単なる振り分け。
吉村知事は大阪・吉村知事御用番組、辛坊氏司会の生放送「ウェークアップ!ぷらす」に出演。
吉村知事は、すでに人工呼吸器を装着している患者の家族に対して、
若い人にその機器を譲るために機器の取り外しの判断を迫るようなことをやる可能性に言及。
家族の了解を得たうえで、「トリアージ」もあり得るとの認識を示した。
いくら首長といえども専門家でもない人間が、人の命の左右を明言する愚かで非情な言葉。
そこまで逼迫しているのなら、府民を犠牲にする前に、なぜ国にもっと強く要求しないのだ。
都構想などやっている場合ではなかったと、つくづく怒りを覚える。
橋下元知事同様、奇抜な単語を発して気を引く。
そして、そういった人をもてはやす輩がいるのだから、泣くのも自業自得となる。
早く気付くべきだ。