GoToトラベル除外をめぐり、西村担当大臣は,
札幌市や大阪市の医療はひっ迫しつつあるものの、
北海道や大阪府は全体としてはステージ3相当にはなっていないとの認識を示し、
「自治体で判断しろ」と言いながらも、
札幌市と大阪市を目的地とする旅行を、24日から来月15日までの3週間除外すると、
政府の方針を発表した。
そのうえで、感染拡大地域から出発する旅行は除外しないとの矛盾した考えを示した。
「GoToトラベルで何か感染を広げているということではありませんので、
出発地として一時停止をするということは考えてないということであります」
西村大臣はこのように述べ、ある地域が、4つのステージのうち3相当になった場合でも、
その地域から出発する旅行をキャンペーンから除外しない考えを示した。
あくまでもGoToトラベルが感染を拡大させている分けではないと強調しながら、
入りは推奨しないが出は自由との矛盾政策を実施する。
すでに予約済みの旅行も来月2日から対象外となります。
来月3日までに旅行をキャンセルすれば、利用者にキャンセル料の支払いは求めず、
宿泊施設や旅行業者などに対しては国が代金の35%分を補償するという。
赤羽一嘉国交大臣は、政府のGoToトラベルで何か感染を広げているということではないとしながらも、
「両市における医療ひっ迫の状況を悪化させない予防措置として決断した」と述べた。
東京都は飲食店などへの営業時間の短縮要請と、
都独自の都民割「もっとTokyo」は中止の方向で検討。
「GoToイート」キャンペーンについては、一時停止か使用自粛のどちらかで検討している。
一方、焦点となっている「GoToトラベル」については、
現時点で国が指標のステージ3に該当していないとしたので、除外を求める考えは無いという。