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主要駅や繁華街の6割で人出増加。

新規感染者数増加「勝負の3週間」人出も減らず。


政府が新型コロナ感染拡大防止に協力を呼び掛けた「勝負の3週間」

政府の新型コロナ対策分科会は11月25日の会合で、

年末年始を穏やかに過ごすため早期に強い措置を講じるよう提言。

これを受け、西村担当大臣は「この3週間が勝負だ」と国民に訴えた。

この間の全国の新規感染者数は連日のように2000人台を記録し、12日には3000人を記録し過去最多となった。

掛け声だけで、感染増加には歯止めがかからず、繁華街への人出も大きな減少は見られなかった。

NTTドコモがまとめた19日の午後3時時点の全国主要駅や繁華街の人出は、

計95地点のうち6割弱に当たる54地点で前週12日から増加している。

東京都では12地点中、東京駅や新宿駅など10地点で前週を上回る人出だった。

一方、名古屋市広島市の計4地点は全て前週12日を下回った。

 

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病院で新型コロナに日々対応する専門家は、

第1波の時は、患者さんはかなり時間が経ってから入院していたが、

今は発症してから割と早いタイミングで入院できるようになっている。

第1波の時は「4日ルール」(37.5度以上の熱が出て4日以上続いたら保健所に相談)

もあったので、診断されるまでに時間がかかる症例も多かったが、

今は発症から3日程度で診断されているので、かなり早くなっている。

しかし、病院の方が整備されてきても、感染者が増えれば対応できなくなる。

たぶん、医療従事者はみんなそうだと思うが、これだけ言っても患者さんの新規報告数も全然減らない。

もうなんかちょっと諦めというか、世間も「このままじゃダメだ」という感じにはあまりなっていない。

医療従事者に負担がかかっているだけだなと思う。

第2波は緊急事態宣言を出さなくても、途中まで感染者が減ってきていた。

みんなで感染対策をしっかり気をつけようという意識があったのだと思います。

でも今回は、11月中旬ぐらいから「これはヤバイぞ」という話がたくさんあったのに、全然減らない。

Go To事業がどれほど影響していたのかはわかりませんが、

やはり人々の関心がコロナから薄れてきているのを感じます。

「コロナしょうがないよね」となっているのでしょう。

当然、Go Toキャンペーンを利用して旅行しようとする人は増えるでしょうし、

そうすると、会食や人との接触は必ず増える。

「Go Toで感染者が増えるというエビデンスはない」とよく言われるが、

理屈から考えれば増えないはずはない。

いったん年末年始に中止するというのはいい決断だと思います。

でも、できればもう少し早めに決めてくれたらありがたかった。

重症者の数は東京都では第1波の方が多かったが、

日本全体では今までで一番重症者の数が多い。

現場の負担が大きい状態が続く中で、希望が全然見えない。

コロナ診療をする医療従事者としては、減少傾向もなく、

増え続けている状態が1ヶ月ぐらい続いています。

「このまま年末年始に突入したらどうなるんだろう」とか

「年末年始ぐらいちょっと休みたかったな......」ということをみんな思っているでしょう。

と締めくくった。