政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​政府、新型コロナ「生殺し対策」は打つ手なし?

感染が確認されてから1年以上経っても政府の対策は見えてこない。

変異株などの影響が懸念される中、今回打つ「重点措置」対策では不十分だった場合の、

代替策を今から用意しておくべきだ。

日本も1波、2波、3波と経験し対応しているのだから、

過去の一つ一つの措置がどれぐらい有効だったのか検証し、プランを立てておく必要がある。

「まん延防止等重点措置」では、休業要請ができなくて、緊急事態宣言のような強い対策は打てない。

重点措置をやるならば、しっかり補償して休業措置を取った方がいいと述べる専門家もいる。



中途半端に生殺しのような対策しか打たなかったから、効果も中途半端になり4波まで来た。

私は年始が怖いと訴えた。街に出る人は少なくなるが、帰省者も増え、密になる機会も多くなる。

政府や自治体、専門家は事前に「しずかな年末年始を」と訴えていたが、説得力に欠けた。

年末年始の感染者の急増を政府は、逆に感染者数が下がると予測していたのだ。

結果、全国的に急激に感染者が増えた。

無能な政治が、責任をもって、科学的な政策や論理を示せない。

総務省や感染研で対策をとっている人たちが歓送迎会を開いていた。

責任をもって奉仕すべき倫理規範や少なくともそれを逸脱しない行為を示せないので、

国民が対策に協力しようという気持ちを保てなくなってくる。

東京の変異株を見ると、「N501Y」の感染が都内で急速に拡大している実態が浮かび上がっている。

2月から3月半ばは0~5件で推移していたが、3月28日までの1週間は9件(8・2%)確認され、

4月4日までの1週間は51件(32・3%)に増加。直近1週間で5倍以上に増えた。

英国株が従来株を置き換える可能性が高いことは示されており、

この割合が止められないほど急増する可能性もある。



イギリスでは、12月22日に3回目の全国的なロックダウンが提案され、1月5日に首相演説がされた。

日本のGoToイート、GoToトラベルに相当する、「Eat out, help outスキーム」 も、

7〜8月に実施したが、感染者が急増したことを報告する研究が出され、

その科学的分析を受けて即刻中止にした。

復活する気配もなければ、新規予算も計上されていない。

いまだ、GoToを早く再始動しようと、虎視眈々狙っている日本政府とは大違いだ。

この時、日々の買い物や毎日の運動以外、全ての旅行・移動と集会が禁止となった。

家族間の交流も禁止され、全ての学校と大学は閉鎖。

変異株による未成年の感染が多いことがデータ分析からわかり、

そして、緩みかけていたクリスマスで変異株による感染者が急増。

これを受けて、3回目には学校を閉めることにした。

そして、英国は仕事を維持するための補償もたくさん実施している。

感染者がいまよりも増えたら、こういう強めの選択肢しかなくなる。

なぜか日本は別ものと、政府や国民も考え、他国から学ぼうとしない。

放置すれば放置するほど、強い措置を取らざるを得なくなることを学ばなくてはいけない。



イギリスの場合は感染者を下げる前からワクチン接種プログラムを進めて、

高齢者は9割以上接種している。

日本は残念ながら国際政治で敗北しているのでワクチンはなかなか入ってこない。

自国でワクチンを素早く開発できなかった国の研究体制を猛省しなくてはいけない。

これまでの対策では間に合わないかもしれない変異株の流行が始まり、

今後もさらに増えることを考えると、強めの対策で抑えて、時間を稼がなければ、

感染はさらに拡大していく可能がある。

新型コロナから逃げないで、付き合っていく覚悟を決めないといけない。

新型コロナは、そん人の隙を狙っている。

新型コロナが、中国の武漢にしかなかったのに、なぜ今世界中に広がっているのか。

日本は対岸の火として、韓国などを笑っていたら、自国も大変なことになった。

もう一度思い出すべきだ。

欧米などと比べて、そんなに大騒ぎする必要ないと述べる人がいるが、悪害以外の何物でもない。。

医療、医療従事者が疲弊していることを無視しているか、忘れてしまっている。

「人が移動することで感染するわけではない」と、専門家の中にも、いまだ発言する人がいる。

究極の悪害だ。