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静岡県、変異株の資料を厚労省が一部削除。

変異ウイルスはどこから持ち込まれ、どれだけ県内で拡がっているのか。

18日夜、静岡県が開いた記者会見。

県が作成した資料が一旦は記者に配られたが、厚生労働省からの指示で回収することに。

 

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(会見直前)「いったん資料を回収という連絡があったので(資料を)回収させてください。

申し訳ないです」

15分後、再び配られた資料からは、一部の情報が削除されていた。

SBS記者:「同時に送ったサンプル調査で12人分を送って1人含まれていたということは、

さらに他にも県内の感染者で、同じ様に変異株に感染している可能性があると思うのですが?」

県疾病対策課 後藤幹生課長:「16日にクラスター対策班が来ていただいたときに、

(12人に加えて)30数人の検体もすでに国立感染症研究所に送っているところです」

変異ウイルスが県内でどの程度広がっているのか推測する上で重要な情報だが、

厚労省からの指示で直前になって12人という数字が削除された。

記者:「先ほどSBSとのやりとりの中で12人いう数字が出てきたのですが、

それは間違いないですか?」

後藤課長:「その通りです」

記者:「12件と30数件という数字は間違いではないですよね」

後藤課長:「間違いではないけど、言ってしまっていいのか確認をしていないが、

実際、それは本県としても分母の数になりますので。非常に重要ですので」と回答。

 

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この他にも、変異ウイルスに感染した20代女性の濃厚接触者で、

変異ウイルスの疑いがある県外の感染者の居住地について、

初めに配られた資料には「首都圏」と書かれていたが、

修正された資料では「他の都道府県」に変更されていた。

これも厚労省の指示で削除されていた。

間違っていたのか、何の意図で削除したのか理由は判明していないようだ。

それにしても、記者を前に堂々と削除するとは、何とも不可思議な話だ。

どこの市が変異株で感染したか県は公表していない。

市役所や保健所などには問い合わせの電話が殺到しているという。

県は冷静にと呼びかけるが、正直に報道していれば市民も騒がない。

透明性が大事だと指摘しているが、なぜ、日本政府はここまで隠すのか。

市民が不安になるのも無理からぬことだ。