マスコミは、大手スポンサーの不祥事を報道しない。
日本中央競馬会（JRA）の調教助手らが、
新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不正受給。
受給者は計約150人、総額は約1・5億円に上るとみられ、
大半が既に返還したか、返還を希望しているという。
問題が明るみに出た2月中旬、野上浩太郎農相がJRAに事実関係を把握するよう指示。
JRAは業界団体の日本調教師会と共に騎手や調教師、調教助手らへの調査を進めていた。
関係者によると、茨城県美浦村と滋賀県栗東市にある、
トレーニングセンターで働く約2500人に調査書を配り、受給の有無を尋ねた。
受給者には申請の経緯や担当した税理士名を回答させる追加の調査も行った。
調査では、調教助手ら130人以上、調教師10人以上が「受給した」と回答。
調教師や調教助手らは、管理する馬のレースの成績に応じて得られる報酬が、
新型コロナの影響を受けて減少したとして受給していた。
ただ、JRAの後藤正幸理事長は1日の衆院予算委員会で「中央競馬の賞金に由来する収入については、
コロナの影響は極めて限定的だ」と述べ、日本調教師会も影響は「ほぼ皆無」としている。
実態調査をしていたJRAは5日、結果を農林水産省に報告した。
6日午後にホームページなどで公表する。
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