新型コロナのワクチンの接種を受けた医療従事者の1人で、1回目の接種後に感染が確認され、
厚生労働省の研究班は、
「すぐには免疫がつかないので、接種後も感染対策を続けてほしい」と呼びかけている。
ことし2月下旬に、ファイザーのワクチン接種を受けた20代の女性が、
新型コロナウイルスに感染したと、医療機関から報告があった。
報告が入ったのは、女性が1回目の接種を受けた6日後で、接種後に感染した可能性が高い。
症状は改善し、すでに退院しているという。
研究班は「ワクチンを接種してもすぐに抗体が増えるわけではない。
1回目の接種で一定の免疫がつくまでには14日間くらいかかるとみられ、
感染対策を続けてほしい」としている。
先月には、アメリカのCDC=疾病対策センターが、ワクチンの接種を終えた人でも、
感染する可能性があるとしたうえで、公共の場所でのマスクの着用などが必要だとしている。