今月1日、南相馬市鹿島区沖の水深37メートルの海で採取した魚のクロソイを、
県が検査したところ、1キロ当たり270ベクレルの放射性セシウムが検出され、
国の食品の基準である1キロ当たり100ベクレルを上回った。
その後の検査で基準を超える検体がなかったことなどから、国は出荷制限を行わず、
地元の福島県漁連は、より厳しい基準に基づいて出荷を自粛していた。
国の原子力災害対策本部は、19日付けで福島県沖の海域を対象にクロソイの出荷制限を指示。
クロソイの水揚げ量は去年1年間で3トン。
‘@国は、福島第一原発の汚染処理水を放出することを決定している。
それに影響しないように出荷制限を行わなかったが、
地元の漁連は、厳しい基準で出荷を自粛していた。
どちらが正義なのだ。泣けてくる。