イギリスでワクチンプログラムが素早く実現されている要因の一つとして、
国内で薬やワクチンなどを承認する医療規制機関が早期にワクチン承認したことが挙げられる。
イギリス政府は2020年7月20日、開発中の新型コロナウイルス向けワクチン2種類について、
計9000万人分を購入する合意書に署名したと発表した。
製薬会社ビオンテック(BioNtech)とファイザーが共同で研究しているものと、ヴァルネヴァが開発しているもの。
イギリス政府はこのほか、英オックスフォード大学が開発し、
製薬アストラゼネカに製造を委託している別のワクチンについても、1億人分の製造を指示している。
他のヨーロッパ諸国に先駆けて12月2日にはファイザーワクチンを承認したが、
この早期決断によって100万個のワクチンを確保するのに遅れをとらなかった。
イングランド主任医務官(CMO)のクリス・ウィッティー教授は、
「いつくかの有望なワクチンが浮上してきた今、どのワクチンが最も有効かを確かめるため、
市民の皆さんの協力を得たい」と話した。
政府は国民保健サービス(NHS)のCOVID-19ワクチン研究登録ウェブサイトで参加者を募り、
50万人を集めることを目指した。
‘@危機感の差だ。
イギリスも新型コロナ対策に後れをとり、ジョンソン大統領も感染した。
何とか巻き返そうとしたのが功をなしたのかもしれない。
しかし、何度も後れを取り、学習しない日本より、無謀と言われても国民を守る姿勢に、
イギリス国民の多くは賛同している。