日本、ワクチン接種遅れの混迷。
EUは26日、ファイザーやモデルナの製品を含め、
EU域内の施設で製造されたコロナワクチン約5230万回分の、
日本向け輸出が承認済みだと明らかにした。
EUからワクチンが出荷された43カ国の中で最も多い量だ。
国内接種の遅れについて、日本の政府当局者が、
供給上のボトルネックが理由の一つだと指摘してきただけに、
日本向けワクチンが大量に存在するとの事実は国民は知らされていない。
接種を受けた日本国民はわずか1.3%と経済協力開発機構(OECD)加盟国37カ国で最も低い。
EU承認を巡る情報が取り上げられる中、河野大臣は数字には誤りがあるとツイッターで指摘。
日本に届いているファイザー製ワクチンは、約2800万回分だと説明。
加藤官房長官は同日、モデルナ製ワクチンがこの日到着したと明らかにしたが、
量については言及しなかった。
‘@およそ倍の違いは何を意味するのか。
素直に読み解くと、EUは、約5230万回分の日本向けワクチン輸出が承認済み。
河野大臣は、日本に届いているファイザー製ワクチンは、約2800万回分だと否定。
EUは、承認したのは約5230万回分だが、発送したのは約2800万回分と読み取れる。
しかし、河野大臣が数字に誤りがあると否定したということは、そうではないのかもしれない。
いずれにしろ、ワクチン頼りの政府と、ワクチンに疑心暗鬼になっている日本人。
正確な情報を発信しなくてはいけない。