古市憲寿氏が２２日、フジテレビ系「めざまし８」に出演。
番組では大阪など各地で緊急事態宣言発出を要請したニュースを取り上げた。
古市氏は、緊急事態宣言を要請した大阪府の吉村洋文知事について、
「最近ちょっと、表情見ててもおかしくないですか？」と心配の声を上げた。
古市氏は、リモート出演の橋下徹氏へ、「橋下さん、言いづらいかもしれないですけど、
最近ちょっと吉村さん、表情見ててもおかしくないですか？ちょっと思い詰めてるというか…」と促した。
これに橋下氏は「追い込まれてますよ、正直。僕も（知事を）やってたから分かるが、
一人間、ここまで叩かれたら焦りもでるし、自信喪失にもなる」と吉村知事を、おもんばかった。
その上で「彼は連日連夜、はるかにぼくらより時間を割いて一生懸命やっているのは間違いない」
とし、「だから批判するところは適切に批判すべきだと思うが、
人格否定や揶揄（やゆ）するような批判は吉村さんに限らず、
小池さんに対しても菅さんに対しても、やってる事へのリスペクトはした上で、
適切な批判をしていくべきだと思う」と、自身の小池知事への痛烈な批判はさておき、
吉村知事を擁護した。
しかし、橋下氏は別の番組で、「（大阪は）実際の感染者が増えたってことはあるから、
判断を間違っていた可能性があるかもしれないってところまでは認めてもいいと思うんです。
ただ、あそこまで連日やってる中で『こんちくしょう!』って思いはあると思うから、
『間違ってない』と言い続けていると思うんですね」と述べた。
世界を見ても、判断が間違ったと謝罪した大統領などは信頼が厚い。
吉村知事や橋下氏は、間違いを絶対に認めないから、批判も強くなる。
素直に認めて、次の手を早急に打てば、そんなに強い批判は出ないだろう。
そして、間違いを認め次に進まなければ、周りはついて来ない。
平時ではなく緊急時なのだから、橋下氏は、行き当たりばったりの屁理屈をこねていないで、
吉村知事にハッキリと進言すべきだった。
