膳場キャスター、丸川大臣「えっ...本当に大臣ですか?」
4月24日に放送された「報道特集」で、23日に開かれた丸川珠代五輪担当大臣の会見の模様を放送。
番組でキャスターを務める金平茂紀氏が会見で、
「オリンピック開催と感染対策、どちらが優先事項と思われていますか」と質問。
これに対し丸川大臣は、「感染対策について1番の現場を持っているのは東京都。
そして東京都はまさに五輪の主催者でありますので、どのような大会を実施すれば、
実際に医療の現場を預かる東京都としてどのような負荷が医療にかかるのかというのは、
1番よくご存じだと思います」と回答。
金平氏が「いや、丸川大臣がどのような認識かを聞いたんですけど」と追及すると、
丸川大臣は「私も、組織委員会が観客の規模に応じてどの程度の医療が必要か精査しています。
残念ながら観客の規模を決めるのは少し先になると思いますけれども、
それに応じて必要な医療も変わってくると思う」と、東京都と組織委員会の対応とはぐらかし、
大臣としての認識には正面から答えなかった。
続けて、IOCのトーマス・バッハ会長が、「今回の緊急事態宣言の発令と五輪の開催は無関係」
という主旨の発言をしたことを受け、金平氏が「バッハ会長と同じ認識なのか」と質問したところ、
丸川大臣は「少なくとも、主催者としての考えは主催者としての考えであろうと思います。
ただ、IOCと東京都が話をした上で、IOCの会長がそれを言ったかどうかは、
ちょっと私も申し上げられない」と回答を避けた。
キャスターの膳場貴子キャスターは、「丸川大臣の答えを聞いても、えっ...本当に大臣ですか?
という印象でした」と、まともに答えない丸川大臣に痛烈な一言。
五輪について「3ヶ月後に迫るオリンピックについても、どういう状況なら開催するつもりなのか。
その場合のプランA、プランB、プランCはどういうものなのかといった情報が全く示されていません。
1年間、コロナ禍に直面してきたにもかかわらず、
情報の開示や根拠の提示が進んでいる実感が全く持てないという、
この政府の対応に対応に対して、本当に改めてもどかしく、残念です」と指摘。
政府が25日に発出した緊急事態宣言についても、
「緊急事態宣言が地域によって出るが、詳細が決まるのがとにかく遅いと感じた。
総理の会見も金曜の夜8時でしょう。スタートする日曜からすると、これ直前ですよね。
そして詳細についても、どの商業施設に休業要請するのかといった決定が本当に遅い。
例えば、劇場ですとかミュージアム、あとは公園等含めて様々な施設への周知や調整もとても遅くて、
本当に多くの事業者さんが対応に追われています」と、非難した。
‘@丸川飾大臣も質問にスラスラと答える頭の回転の良さはあるようだが、
中身が伴わないのは、安倍前総理と同じだ。
まともに答えないのは、政府内に指南役がいるのだろう。
丸川大臣は「ご飯論法」の勉強より、五輪への対策をもっと勉強すべきだ。